2024/04/03（水）

収納が少ない部屋でも快適｜収納の工夫や広く見せるポイントを解説

部屋の収納スペースの充実度によって、生活のしやすさも大きく変化します。
実際は、クローゼットや押入れといった備えつけの収納のみでは、足りない場合も少なくありません。
この記事では、収納が少ないと感じるときの対処法を解説します。
便利なアイテムについても解説するため、収納に困っている人はぜひ参考にしてください。

収納が少ない部屋は多い

新しく暮らす部屋を探す際は収納スペースが重要なポイントになりますが、内見に行ったとしても、実際に住んでみないと収納が少ないことに気づかないケースは多いです。
特にマンションは、部屋を広く見せるためにあえて収納スペースが少ない場合もよくあります。
また、ある程度の収納スペースがあっても、それ以上に物を溜め込んでいる場合もあります。

収納が少ない部屋で暮らすための工夫

収納が少ない部屋で暮らすには、工夫が必要です。具体的にどのような工夫が必要か解説します。

不要な物を減らす

収納が少ない部屋で快適な暮らしを実現するには、不要な物を積極的に減らしましょう。
収納について考える前にまずは物を減らし、本当に必要な物だけを残すべきです。不要な物は思い切って処分してください。
不要な物を処分しても物が多いなら、トランクルームや宅配収納などを利用するという解決策もあります。

マグネット収納ラックを活用する

マグネット収納ラックを用意し、洗濯機や冷蔵庫の横などのちょっとしたスペースを活用することも大切です。
マグネット収納ラックの中にはサイズが小さい物もあります。床につかないため掃除がしやすいです。なお、玄関でもマグネット収納ラックを活用すれば、鍵や小物を収納できます。

壁につけられる家具を選ぶ

壁につけられる家具は、部屋のスペースをあまり圧迫せず収納を増やせます。
広く空いている壁があれば、簡単に設置が可能です。デザインによっては見せる収納やインテリアとしても楽しめます。
部屋収納

天井までの空間を収納スペースにする

高さのある収納ラックを使い、縦の空間を有効活用する方法もあります。
高さがあれば、その分だけ収納力を確保できます。壁面収納は壁や天井にぴったり収まるため、無駄なスペースが生じません。

デッドスペースを有効活用する

収納が足りない場合は、デッドスペースの見直しも必要です。
デッドスペースは家の中で無駄になっているスペースですが、慣れると気づきにくくなります。客観的な目線で家の中を見渡し、無駄な部分がないか探しましょう。
隙間収納

【場所別】収納が少ないときの工夫

収納が少ないときは、場所によって異なる工夫もできます。ここでは、場所別に収納が少ないときの工夫を紹介します。

リビング

リビングは物が溢れがちなスペースですが、収納を工夫すれば空間をすっきりさせられます。
収納ケースを設置し、それに合う収納ボックスを配置すると、整理整頓しやすくなります。
また、散らかりがちな本や雑誌などは、カゴにまとめて収納しましょう。
テレビやルーター周辺の配線は、ワイヤーカゴ、突っ張り棒、ハンガーネットなどを組み合わせて浮かせて収納する方法もあります。

小物の活用によりきれいに整理できるため、細かいところまでこだわって収納しましょう。
リビング収納

キッチン

キッチンは物が増えやすく、雑然とした印象になりがちです。
壁面にキッチンラックを設置してコンロ周りのスペースを確保すれば、掃除が楽になります。
また、醤油や塩などの調味料は、同じ種類の容器に詰め替えるとすっきり見せられます。
頻繁に使用する食器は取りやすい場所に収納すると、料理もしやすくなって便利です。キッチンの収納は動線を意識して考えましょう。
キッチン収納

洗面台と脱衣所

洗面所は収納スペースが限られているため、特に工夫が必要です。
たとえば、洗濯機の上に収納棚を設置すると、散らかりがちな洗濯機周りを隠せます。
また、洗剤類を同じ種類のおしゃれなボトルに詰め替えれば、見た目がすっきりします。見える場所に置いていても気になりません。
洗面台収納

収納が少ない部屋に便利なアイテム

収納が少ない部屋では、便利なアイテムを活用しましょう。おすすめのアイテムについて解説します。

収納つき家具

主要な家具は収納つきのものを選ぶと、部屋の収納スペースが少なくても整理整頓しやすくなります。
たとえば、ベッド、ソファ、テーブルなどは、本来の使用方法に加えて収納機能を兼ね備えたアイテムも多いです。
新しい家具の購入や買い替えを検討している場合は、ぜひ収納つき家具を選択肢の1つとして考えてみてください。

突っ張り棒

突っ張り棒は、デッドスペースを収納スペースとして活用するための万能アイテムです。
たとえば、壁面を有効活用できる突っ張り式のウォールラックを取り入れると、壁に傷をつけずに収納スペースを確保できます。
また、下駄箱に突っ張り棒をつければ、収納力を倍に増やせます。突っ張り棒は他にもさまざまな活用方法があるため、有効活用しましょう。

キッチンワゴン

収納が少ない部屋で移動可能なキッチンワゴンを使用すると、不要なときには邪魔にならないスペースへ動かせて便利です。
本来使用が想定されているキッチンでなくても、たとえば、リビングのサイドテーブルとしてノートパソコンやリモコンなどを収納するために活用できます。
寝室では、化粧品や本などを収納するという使い道もあります。

ハンガーラック

クローゼットがない場合や洋服が多い場合は、ハンガーラックが便利です。
デザイン性が高いハンガーラックなら、見せる収納としても活用できます。
洋服をかけるだけでなく、布団もかけられます。
ハンガーラックの下部には収納ボックスやカゴなどを置くスペースもあり、さまざまな物を収納できます。
工夫次第で幅広い活用方法があるため、必要に応じて導入を検討してみてください。

収納するときの注意点

収納に関しては気をつけたいこともあります。具体的な注意点について解説します。

収納アイテムは増やしすぎない

収納が少ないとしても、安易に収納アイテムや収納場所を増やすと圧迫感が出る原因になります。
収納アイテムを購入する前に、そもそも物が多すぎないかよく検討しましょう。

置くスペースと家具のサイズを確認する

家具が部屋のスペースに収まりきらない可能性もあるため、購入前にサイズをよく確認しましょう。
デザインだけに気を取られるのではなく、何をどのくらい収納するか具体的にイメージする必要があります。
たとえば、収納アイテムの引き出しが浅すぎて物が入らなかったり、反対に深すぎて整理しにくかったりするパターンも考えられます。
実際の活用シーンを想定したうえで購入しましょう。

物が多くても快適にする方法

物が多くても快適な空間にするには、どうすればよいのでしょうか。具体的な方法を解説します。

見せる収納にする

物をしまい込むのではなく、あえて見せる収納にしてインテリアとして楽しむ方法もあります。
見せる収納と隠す収納を使い分けましょう。生活感のある物は、収納ボックスやカーテンつきの棚などに隠すとすっきりします。
見せる収納は、整理されていなければ意味がありません。そのため、こまめに整理することが大切です。

トランクルームや宅配収納を利用する

どうしても収納しきれない物があるなら、家以外の場所に預ける方法もあります。
たとえば、トランクルームサービスは、屋外のコンテナ型や屋内型など種類が豊富です。
シーズンオフの物について一時的な保管を依頼できる宅配収納もあります。
業者によっては専用アプリで預けている物の状態を確認できるため、安心感があります。

不要な物は定期的に断捨離する

物を置く場所を決め、戻すべき場所に収納する習慣をつけましょう。
ただし、一度整理しても、時間が経てば不要な物がまた発生します。
何年も着ていない洋服や使うかもしれないと思って残している物は、定期的にチェックして処分してください。
リサイクルショップやフリマアプリを活用すれば、必要とする人に活用してもらえます。