
整理収納アドバイザーとして、書籍やSNSで暮らしの工夫を発信し続けるNagisaさん。
中学1年生と小学4年生の男の子2人を育てながら、子どもの成長に合わせて「おもちゃ収納」をアップデートしてきました。
今回はライクイットの「シェルビングシステム」を子ども部屋に取り入れ、抜け感のある空間と片付けやすさの両方を手に入れたというNagisaさんに、子どものおもちゃ収納の考え方と、シェルビングシステム活用のリアルを伺いました。
取材・文=竹村真奈

岡本渚(Nagisa)
福岡在住の整理収納アドバイザー、収納スタイリスト。
3LDKマンションに息子2人と単身パパの4人家族。
“住まいのクセ”を見抜き、モノと人の動線をつなげる“ 暮らし最適化スタイル ”を提唱。
著書
「自分時間を作りだす 5倍速家事(Gakken)」
「🆕すぐやる人になる時間術(KADOKAWA)」
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目次
シンプルなカテゴリーが、片付けやすさを生む
――おもちゃ収納で意識していることはなんですか?
「出し入れのしやすさと、どこに何が入っているのかをわかりやすくすること。
あとはカテゴリーをシンプルにすることです。
子どもが小さいときって、プラレール、トミカ、レゴ……といろんなものが混ざるじゃないですか。
カテゴリーが増えれば増えるほど片付けが難しくなるので、ジャンルを絞るのが大事です。」

保育園や幼稚園では片付けができるのに、家ではうまくいかない——そうした子どもの相談もよく受けるそう。
「家庭でうまくいかない場合、たいていカテゴリーが多すぎるんです。
私自身も子どもが小さいときはおもちゃがいっぱいあったんですけど、使わないものはちゃんと分けていました。
“今遊ぶもの”だけに厳選して、表に出すものを絞る——これがすごく大事だと思います。」

場所と頻度を“アップデート”する
――おもちゃはどこに収納していますか?
「子どもたちが小さいときは、おもちゃで遊ぶ頻度が高かったので、テレビ台におもちゃを収納したり、リビングに置いたりもしていました。
親としては遊んでほしい“知育玩具”をあえてテレビ台に置くと、子どもがすごく遊んでくれるんです。
リビングから子ども部屋におもちゃ収納を移したのは、テレビ台を購入したタイミングと、ゲーム機が増えてテレビ台がいっぱいになったタイミングでした。」
見直しのタイミングも明快です。
「細々したものは週末に。大きなおもちゃはお誕生日の前と、サンタさんが来る前。
新しいおもちゃが増えるときに“どこに置く?”と話すと、“もうこれいいや”と自然になるので、そのタイミングを大事にしてきました。
何もないタイミングでおもちゃを手放すのは、小さな子どもにとっては結構難しいんです。
新しいおもちゃを迎え入れるときに、一緒に場所を決めてあげる。
それを続けることで、子どもがおもちゃを手放すタイミングを逃さなくて済む。これがいちばんのメリットだと思います。」
抜け感が生まれた、子ども部屋
――おもちゃ収納にライクイットの「シェルビングシステム」を取り入れた理由は?
「まずは、脚のアイアンがかっこよかったこと。
脚付きで、お掃除ロボットが入る高さなので、毎日棚下まで拭き掃除できて、本当に楽になりました。
ブラックのアイアン×木製天板の組み合わせも、サイズ感もわが家のインテリアと相性抜群。
ライクイットさんの収納用品はもちろん、既存の収納用品も入る奥行き。
圧迫感もなく、手持ちのアイテムも活かせるのがいいなと思いました。」

組み立てもシンプルだったといいます。
「シンプルに全部同じ工程で組み立てるので、簡単でした。
電動ドライバーや特別な工具もいらないので、わかりやすかったですね。」

今回Nagisaさんが選んだのは、「シェルビングシステム350SL」に「追加ユニット 横1列 SL(棚板350用)」を組み合わせた、奥行きのある2列構成。
ライフスタイルに合わせて、列を増やしたり減らしたりできるのも大きな魅力です。
そしてNagisaさんが何度も口にしたのが、「抜け感」というキーワードでした。
「ベタッと置く収納より、脚付きにすることで、サイズは大きくなっているのに抜け感が出て、部屋が広く見えるようになりました。
木枠の収納より、アイアン+木製天板のほうが見た目もすっきり。
収納量はむしろ増えているのに、空間が広く感じられるんですよね。」
“見せる収納”の正解は、すべてクリアじゃないこと
――タイディアップボックスと既存の引き出しを組み合わせた使い方が印象的です。
「レゴはあえてタイディアップボックス D3725(ボックス深型)クリアを選びました。
タイディアップボックスはスタイリッシュで色やデザインがすごくかっこいいので、ラベリングをしたくなかったんです。
でもレゴのパーツはむしろ見せたほうがスッキリ見えると思ったので、クリアにしました。」

全部を透明にしないバランス感覚も、Nagisaさんならではです。
「全部透明にすると雑多に見えてしまうので、深型のグレーと組み合わせ、さらに高さの違うものも組み合わせて、2種類で使い分けています。
レゴは量が多いし、つくりかけのものも収納したかったので深型を選んで。
出し入れのしやすさを考えて、浅型のグレーも使って、半々ぐらいの構成です。
フタは、使いやすさを優先して付けていません」
余白が、ディスプレイと心の余裕を生む
――シェルビングシステムを導入して、暮らしに変化はありましたか?
「いちばん変わったのは、“飾ること”を楽しめるようになったことです。
今までは飾ることに意識があまりなかったんですけど、収納家具が大きくなっているのに壁に余白が生まれたことで、“この空間を飾ろう”という気持ちの変化がありました。」

左上には観葉植物とIKEAの時計。棚の余白には、子どもが持ち帰ってきた作品や大きな恐竜、組み立てたレゴが並びます。
「つい片付けられがちな恐竜も、こうやって飾ってあげると子どもたちもすごく嬉しそうで。
次男もこのお部屋になってからすごく喜んで、しばらくニヤニヤしながら棚を眺めていましたね。
レゴでも前より遊ぶようになったし、お兄ちゃんもこの部屋に来て遊ぶようになって。
環境って大事だなと改めて感じました。」

子どもが大きくなっても、長く使える
――シェルビングシステムは、どんな場所におすすめですか?
「収納力はほしいけれど、すっきりさを諦めたくないところ。
今回は子ども部屋で使っていますが、リビング、学用品、大人の収納など、家中どこでも使えると思います。
リビングのメイン家具としても素敵です。」
ランドセルや学用品との相性も抜群だそう。
「ランドセルを縦置きできる奥行きがあるので、フタを手前に開けて準備ができるのも便利。
奥行きのない収納だとランドセルが横向きになって出し入れしづらくなりがちですが、こうした“深さが必要な収納アイテム”もしっかり使えます。」


すでに次の使い方も思案中です。
「下の空間が大きいので、棚板をもう1枚足して3つの空間に分けてみたいと思っています。
コーナーパーツもあるので、L字型にして角のスペースを活かす収納にもチャレンジしたい。
和室にも合いそうですし、これから家中で使ってみたいですね。
収納家具は本当に長く使えるアイテム。
10年、15年と使い続けられるシェルビングシステムを、ライフスタイルに合わせてカスタマイズしながら、長く愛用していきたいと思っています。」
おもちゃが、ただの“モノ”から“家族の景色をつくるもの”に変わっていく。
子どもの成長に寄り添って収納をアップデートしていく姿勢からは、整えることが、家具や空間だけでなく、家族の時間や気持ちの余白までも整えていく。
10年、15年と使い続けられるシェルビングシステムは、そんな“育っていく暮らし”に寄り添う、頼もしいパートナーになりそうです。

取材・執筆協力
竹村真奈(たけむら・まな)
暮らし、インテリア、ライフスタイル分野を得意とする編集者・ライター。数多くの書籍や雑誌の制作に携わり、特に心地よい暮らし方、収納、家事といったテーマで、読者の実生活に役立つ具体的な情報を発信しています。
著書「小さな家、建てました」など
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