
子ども部屋が狭くても、勉強に集中できる環境はつくれます。
3.5畳という限られた空間でも、床置きを増やさずスッキリ整える秘訣は「縦の空間」の使い方にありました。
収納のプロ・宇高有香さんが実践した、子どもが自ら「スッキリを保ちたい」と思える、機能的で大人っぽいデスク周りの作り方をご紹介します。

執筆者:宇高 有香(うだか・ゆか)
収納暮らしコンサルタント/ライフオーガナイザー®。
「毎日がラクになる仕組み」をつくる収納のプロとして、個人宅のコンサルティングや新築・リノベーション時の収納プランニングを行う。
住まいの動線と暮らしに合わせた収納設計を得意とし、モデルハウス監修、講師・執筆など幅広く活動している。
著書「子どもと暮らすラクに片づく部屋づくり(辰巳出版)」
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目次
中3の春、一気に増えた「受験教材」の置き場がない!
わが家の娘は、この4月から中学3年生。いよいよ本格的な受験期に入ります。
3.5畳の子ども部屋には、ベッドとデスク、そしてデスク横の棚。必要な家具を置くだけでほぼいっぱいの空間です。

この春から塾の教材が一気に増えました。
科目別のテキスト、問題集、模試の過去問、プリント類。
気づけばデスク横の棚はぎっしり。
入りきらない教材は机の上に積み重なり、勉強スペースがどんどん狭くなっていました。
とはいえ、床に収納を増やすことはできません。
3.5畳という広さでは、床置きをすれば動線がふさがり、圧迫感も強くなります。
これがBeforeの状態でした。

中に収まらないテキストが、ざっくり手前に平積みになって置かれています。

そうなると、机もおのずと狭くなり、勉強がしづらくなります。
横に増やせないなら、上へ
そこで見直したのが“縦の空間”です。デスク横の棚の上部には、まだ少し余白がありました。

このスペースを活かすために選んだのが、like-it のMEDIXシリーズです。
今回は以下を組み合わせました。
・A4ファイルユニットR MX50R ×2
・ファイルソーターワイド MX23 ×2
・A4ファイルトレーR MX20R ×2


MEDIXを選んだ理由は、重ねて使える拡張性と、シンプルなデザイン。
高さを出しても圧迫感が出にくく、限られた空間でも視覚的にすっきり見せることができます。
受験生の部屋だからこそ、「整って見えること」は集中力にも影響すると感じています。
さらに、ファイルソーターはファイルトレーにぴったりとはまり、トレーの上に本等を収納することが可能です。
受験期は教材のサイズも厚みもさまざま。
ぴったり収まる場所をつくることで、無理なく整理が続きます。
増えることを前提に、あとから追加や組み替えができる柔軟さも、これからの一年を考えると安心材料になりました。
教材は“使用頻度”で分ける
収納を組み直す際に意識したのは、科目ではなく“使用頻度”です。
一番手に取りやすい位置には、毎日使う塾のテキスト。
テキストは、立てている状態が取りやすいので、ファイルソーターへ種類別にわけて立てて収納。
その下には、直近で取り組まなければいけないプリント類や宿題につかうルーズリーフ、クリアファイルに入れている大事な書類など、テキストと混ざらないようにファイルトレーへ置きます。
深さのある引き出し(ファイルユニット)には、テキストの解答冊子など、を置き、それぞれに定位置を。
Beforeは、教材と解答冊子に明確な収納定位置がなかったため、探すのも戻すのにも時間がかかっていました。
Afterは、目的ごとに定位置を分けたため、必要なものすぐ見つかる状態。
収納力が増え、空間に余裕ができたことで、動作がシンプルになり、机の上に積み上がることも減りました。

また、ファイルソーターは、3つの仕切りが置くものの幅により動かせるので、教材の増減があっても、しっかりと立てておくことが可能です。
現段階では少し余りが出たくらいです!
これから教材が増えても対応できそうです。

ファイルケースのきれいな白と透明のファイルソーターとファイルトレーのおかげで、高さが出ても圧迫感がなく、すっきりと見えます。
デスク上の“小さな見直し”
もう一つ整えたのが、デスク上の収納です。
これまで使っていたのは、娘が小学生のときに図工で作った手作りのペン立て。
思い出もあり、意外と使い勝手も良かったのですが、少し幼い印象がありました。
受験生になるタイミングで、空間も少し大人っぽく整えたい——そう思っていました。

そこで、ライクイットの「A6ファイルユニット(浅)」と「オーガナイザーミニ」を縦に組み合わせ、デスク上に散らかりがちな文房具や付箋、マスク、すぐに使いたい日焼け止めなどをひとまとめに。
縦にまとめることで占有面積を抑えつつ、必要なものはすぐ手に取れる配置にしました。


これにより、机の上は常に“書くためのスペース”が確保できる状態に。
視界に入る情報量も減り、以前より落ち着いた印象になりました。
娘自身も「すっきりして、テキストを広げる場所が増えた」と嬉しそうにしています。

娘の変化
いちばん変わったのは、机の上の使い方、そして見た目のすっきり度です。
以前は教材や文房具が広がり、ノートを書くスペースを確保するのが大変でした。
今は机の上がクリアな状態を保てています。
「戻す場所」が明確になると、片付けはぐっとラクになります。
そして、白と透明な収納用品でまとまった空間は、パッと見たときのすっきり度がかなり上がるので、「いつもスッキリした状態を保ちたい」というモチベーションにもつながっているようです。
3.5畳という限られた広さでも、空間はまだ活かせます。
横に広げられないなら、上へ。
立体的に考えるだけで、収納力も作業効率も大きく変わります。
収納用品選びも、成長や物の量に合わせて、フレキシブルに、且つ「自分に合ったもの」を選べると、更に暮らしが快適になります。
次回は、メイク収納を見直してデスクが広がる仕組みについてお届けします。

スタッフコメント
宇高さんのお話から感じたのは、限られた空間でも「どう使うか」で、収納の可能性は大きく広がるということ。
今回のポイントは、横に増やすのではなく、“縦の空間”を活かしたこと。
さらに、使用頻度で分けることで、取り出しやすさと戻しやすさの両方が自然に整う仕組みがつくられていました。
収納は「入れる場所を増やす」だけではなく、「迷わず使える状態をつくること」が大切だと改めて感じます。
like-itの収納アイテムは、空間に合わせて組み替えられる柔軟さがあり、成長や物の変化にも無理なく対応できるのが魅力。
このコラムが、ご家庭に合った“続けやすい収納の形”を見つけるヒントになれば嬉しいです。
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