2024年から築年数のある木造アパートで「家賃3万円の暮らし」をスタートした、けんけんさん。
低家賃でも工夫次第で整う暮らしを発信し、SNSでも注目を集めています。
今回はライクイットの収納アイテムを実際に取り入れていただき、暮らしの変化や収納がもたらした“心の余白”について伺いました。
取材・文=竹村真奈

目次
固定費を下げたことで見えた、本当に大切なもの
――家賃3万円の暮らしをはじめたきっかけを教えてください
「一度、代々木上原あたりに住んでみたくてチャレンジしたんです。
でも2年くらいで貯金がほぼなくなって(笑)。
そのときに、固定費の重さを実感しました。」
憧れの街に住む経験は、決して無駄ではなかったと言います。
「“一度やってみる”って大事だと思うんです。
でもその結果、自分には固定費を下げたほうが合っているとわかりました。
家賃を抑えれば、その分を自己投資や発信に回せる。
いまはそのほうが充実しています」

木造アパートの暮らしは快適とは言いきれません。
「夏は本当に暑いし、冬は寒いです。
正直、引っ越した直後はいいことなかったですね(笑)」
それでも、環境を理由に諦めるのではなく、“整える対象”として向き合うようになったそう。
「どうやったら快適になるかを考えるのが楽しくなってきたんですよね。
工夫の過程が(発信の)コンテンツにもなりますし、暮らしそのものが実験みたいで面白いです」
ゴミ箱が変わると、キッチンの景色が変わる

――「分別スイングステーション ワイド ウッドトップ3段」を使ってみていかがでしたか?
「めちゃくちゃ気に入っています。
ゴミ箱がインテリアになった感じがします。
縦型でスリムな設計が、限られた空間にフィットしましたね。
分別が厳しい地域なので、普通のゴミ箱だと横に並べる必要があって場所を取るんです。
でもこれは縦に分けられるのでかなり省スペースです。
奥行も活かせるので、体感では6分別くらいできています」

天板の存在も印象的だったとか。
「天板があると一気に生活感が消えます。
黒の本体と天板の木目、スイングパネルのステンレスの質感がスタイリッシュで、キッチンが引き締まりました。
リバーシブルなので、部屋の雰囲気が変わったら裏面も使えるのがいいですね。
動作に合わせて配置を考えられるのもポイントでした。
一番上は燃えるゴミ。一番使うので手が届きやすい位置に。
下段は足で開けられるので、缶やペットボトルを入れています。
“ゴミ箱は隠すもの”という感覚が変わりました。これなら見せてもいい。
むしろ見えるところに置きたくなる。
ゴミ箱が整うと、キッチン全体も整えたくなりますね」

見せられる収納が、朝の時間を変えた
――「クローゼットシステム ワイド引出し(M)」はどのように使われていますか。
「本当は押し入れ用に選びました。
でも組み立てたら想像以上に見た目がよくて、部屋に置くことにしました」
奥行浅め設計が、部屋置きの決め手になりました。
「浅いので圧迫感がないんです。
狭い部屋でも空間を邪魔しないのがありがたいですね」
竹製天板については即答でした。
「竹製天板は絶対あったほうがいいです。
あるだけで“家具感”が出ます。今はルームフレグランスを置いていますが、何を置いても整って見える」

キャスター付きで動かせるため、掃除や模様替えも簡単です。
「引き出しの中は、使用頻度順に整理。上段にズボン、中段にTシャツ、下段に靴下や下着。
そこにドロワーオーガナイザーを組み合わせました。
ソックスケースやTシャツケースを入れると、量がひと目でわかるんですよね。
仕切りがあるとばらつかないし、無駄に買い足さなくなりました」
導入前との違いを訊ねると。
「朝のストレスがなくなりました。
押し入れに服を投げ込んでいた頃は毎朝着るものを探していたんです。
今は引き出せばすぐ見つかる。
開閉もスムーズで、毎日がちょっと気持ちいいです」

収納は“妥協しない”ための道具
――今回の体験を通して、収納への考え方は変わりましたか。
「収納って、生活を豊かにするんだなって実感しました。
家賃が安いからって、全部を妥協しなくていいんだなって。
低家賃の部屋でも、整え方次第で暮らしの質は変わる。
むしろ伸びしろがあると思っています。
整える余地があるってことなので」

今後整えたい場所も明確です。
「押し入れとキッチン下はまだ課題ですね。
自炊もするので、そこが整えばもっと暮らしが楽になると思います」

最後に、ライクイットのアイテムをどんな人にすすめたいかを伺いました。
「低家賃でもおしゃれに暮らしたい人。
長く使えるし、見た目もいい。
引っ越しても使い続けられると思います」
“安い部屋=妥協”ではなく、“安い部屋=選択の自由”。
けんけんさんの言葉からは、環境を言い訳にしない軽やかさが伝わってきました。
収納を整えることは、空間を整えるだけでなく、自分の基準を整えること。
家賃3万円の部屋でも、暮らしは確実に豊かにできる。
その実感が、今回の取材を通して明確になりました。

取材・執筆協力
竹村真奈(たけむら・まな)
暮らし、インテリア、ライフスタイル分野を得意とする編集者・ライター。数多くの書籍や雑誌の制作に携わり、特に心地よい暮らし方、収納、家事といったテーマで、読者の実生活に役立つ具体的な情報を発信しています。
著書「小さな家、建てました」など
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