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ライクイット東京オフィスにてインタビューを受けるデザイナー三宅一成さんがスタックアップコンテナの上に座り、微笑んでいる

収納用品や家具など、私たちが毎日何気なく使っている道具。

その背景には、「どう使われるのか」「どんな気持ちになるのか」まで考え抜かれたデザインがあります。

これまでのインタビューでは、シェルビングシステムやスタックアップコンテナーといったプロダクトの開発背景について伺ってきました。

今回は少し視点を変え、デザイナー・三宅一成(みやけ・かずしげ)さん自身の“ものづくりに対する考え方”や、ライクイットというブランドについて感じていることをお聞きしました。

機能や効率だけでは語れない、“なんだかいい感じ”。

その感覚はどこから生まれるのか。

ライクイットが掲げる「余白ある暮らしをかなえる」という言葉とも重なる、三宅さんのデザイン哲学に迫ります。

miyake design代表:三宅 一成(Kazushige Miyake)の顔写真

三宅 一成(Kazushige Miyake)

2005年にmiyake designを設立以来、国内外の企業とともに、 「価値をかたちにする」という観点からデザインを行っている。

その製品はスマートフォンやキッチン家電等の幅広い分野の電化製品、 家具や生活雑貨、自転車、伝統工芸品など多岐にわたる。

iFデザイン賞やレッドドットデザイン賞、グッドデザイン賞など多数の受賞歴があり、 グッドデザイン賞審査委員、iFデザイン賞審査委員も務める。


人が使うものをデザインするということ

――三宅さんから見て、ライクイットはどのようなブランドでしょう

「私がデザインに向き合うときに常に意識しているのは、デザインするものはすべて『人が使うもの』だということです。

だからこそ、そのプロダクトが使う人にどんな価値を提供できるのか、暮らしの中でどう意味のあるものにできるのかを起点に考えるようにしています。

その点でライクイットは、単に『お店で売って終わり』という発想ではなく、常にお客さんの生活をベースにものづくりをしているブランドだと感じています。

使い手のリアルな場面を見据えて、必要な機能やちょうど良さを丁寧に積み上げていく。

そこに無理がなく、純粋なものづくりができていることが、他社とは違う大きな特徴だと思います。」

――有難うございます(涙)全社員に聞かせます。

三宅さんのデザインはいつも無理がなく、素材や使い勝手に沿ってデザインを検討されているので、説明なしでもスッと入ってきます。

そのようなデザインアプローチが、ライクイットのものづくりと相性が良いのだろうと勝手ながらに感じています。

「余白」は感覚的な価値

――ライクイットのブランドメッセージ「余白ある暮らしをかなえる」について、どのように感じていますか?

「『余白ある暮らし』という言葉の“余白”は、心地よさや安心感といった感覚的な価値だと捉えています。

ものづくりを機能と効率だけで突き詰めていくと、最終的には価格競争になりやすく、作り手も疲弊してしまう。

だからこそデザインの仕事は、機能や効率の上に、言葉にしづらいけれど確かに感じられる『いい感じ』を混ぜて、お客さんに届けることだと思っています。

その意味で、ライクイットの『余白ある暮らしをかなえる』という考え方は、私の価値観と重なる部分がとても多いと感じます。」

――「余白は感覚的な価値」、いい言葉ですね。

たしかに三宅さんのデザインからは、言葉にできない「いい感じ」をいつも感じます。

そういった感覚的な価値がユーザーの皆さまにも伝わって、暮らしを豊かにするお手伝いができれば嬉しいです。

🔍️ブランドメッセージについて

“なんだかいい”を選ぶ感覚

――日常でものを選ぶときに意識していることはありますか?

ライクイット東京オフィスにてインタビューを受けるデザイナー三宅一成さんがスタックアップコンテナの前でインタビューを受けている

「僕が日常でものを選ぶときは、まず直感を大事にしています。

そもそも身の回りのものは多くないので、何でも気軽に買うというよりは、わりと慎重に選ぶ方だと思います。

そのときに頼りにしているのが、『なんだか理由はうまく説明できないけど、いいと思える』という感覚です。

言葉にしにくい、でも確かにある感覚というか。

使う人にも、スペックや機能だけで判断するのではなく、そういう“言葉にならないけど惹かれる”感覚を大事にしてほしいと思っています。」

これから一緒につくりたいもの

――今後ライクイットと挑戦してみたいテーマはありますか?

「今後ライクイットと協業して手がけたいのは、『いい感じ』と直感的に思える佇まいを持ちながら、日常でとても役に立つものですね。

見た目の心地よさと実用性がきちんと両立していて、使うほどに『これで良かった』と思えるもの。

そういうものが実現できるといいなと思っています。

アイテムとしては、家具のラインをもう少し広げていくのもすごく良いと思います。

ライクイットのシェルビングシステムにブラックで統一されたお皿やフライパンやトースターが美しく並んでいる

収納や道具の延長としての家具、暮らしの余白をつくる家具など、ライクイットの考え方と相性の良いテーマはまだまだあるはずなので、挑戦してみたいです。」

――今回完成したシェルビングシステムの仲間も増やしていきたいですし、プラスチック製品でもまだまだ出来ることがたくさんあるはずなので、これからも一緒に「いい感じ」を増やしていければ嬉しいです。

三宅さん愛用のライクイット製品

――普段お使いのライクイット製品はありますか?

「米とぎにも使えるザルとボウルの白を使っています。

ライクイットのザルボウル

あと、タイディアップボックスも良いですよね。

こういう四角いの、普通怖くて作れないですよ。」

ライクイットのタイディアップボックス

――ありがとうございます。

ザルとボウルもタイディアップボックスも、暮らしに寄り添うというライクイットらしい考え方が表れた商品なので、そう言っていただけて嬉しいです。

今回は製品の開発秘話だけでなく、その背景にある三宅さんの考え方や価値観についてもお話を伺うことができました。

🔍️商品をチェックする

スタッフコメント

シェルビングシステムやスタックアップコンテナーの開発秘話を伺ってきましたが、今回のお話を通して、その背景には一貫した三宅さんのものづくりへの考え方があることを改めて感じました。

「人が使うものをデザインする」という視点。

そして、機能や効率だけでは語れない“なんだかいい感じ”を大切にする姿勢。

ライクイットが掲げる「余白ある暮らしをかなえる」というメッセージとも重なる考え方だからこそ、長く愛される製品が生まれているのかもしれません。

これからも、暮らしの中に自然と馴染みながら、使うたびに心地よさを感じられる「いい感じ」を、一緒につくり続けていきたいと思います。

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