棚がないとデッドスペースが生まれ、クローゼットをうまく活用できません。
この記事では、クローゼットに棚がない場合の対処法を解説します。
クローゼットの棚をDIYする方法やその他の方法、棚を作る際の注意点も合わせて参考にしてください。
衣装ケースを活用する
クローゼットに棚がない場合に、DIYをせずに棚を作る方法について解説します。
衣装ケースを活用する
衣装ケースは積み重ねて置ける上に、棚としての役割を果たしてくれる収納アイテムです。
中身が透けて見えるため、どのケースに何を収納したのかを探しやすい特徴があります。
おしゃれな印象にしたい場合は、フロント部分を好みの柄のシールやシートなどで隠すとよいでしょう。
衣装ケースを購入する際は奥行きと幅を計測し、クローゼットに収まるサイズを選びましょう。
ラックをクローゼットに配置する
クローゼットにラックを置くのも1つの手です。
高さを調整できるタイプのラックを選べば、クローゼットの上部にできやすいデッドスペースも、無駄なく収納に活用できます。
ラックにキャスターを付ければ、クローゼットの奥にあっても出し入れがしやすくなります。
ラックを移動しやすいため、クローゼット内を掃除する際に便利です。
吊り収納を活用する
吊り下げ式の収納を活用すれば、クローゼットの壁全体を収納スペースに利用できます。
吊り収納は収納力が高く、すっきりした印象になるデザイン性の高さが魅力です。
棚がない上に、床に物を置かずに済むため、ほこりがたまりにくく掃除の手間を省けます。
使用頻度が高いアイテムを吊り収納に入れておけば、簡単に出し入れができます。
収納システムを取り入れる
既製品の収納システムを取り入れることで、収納スペースを確保する方法があります。
収納システムとは、収納を作りたい場所の広さや収納する物のサイズ、量に合わせてユニットを組み立てられる収納のことです。
室内の内装に合うデザインのものを選べば、インテリアを損なわずに済みます。
特に、ウォークインクローゼットのように、広いスペースがある場所での活用がおすすめです。
クローゼットに棚がない場合はDIYがおすすめ
クローゼットに棚や収納スペースがない場合は、DIYをするのもおすすめです。
DIYとはDo it yourselfの頭文字の略語で、プロではない人が自分で手作りすることを指します。DIYは日曜大工と似た意味を持ちます。
DIYで製作できる範囲は人によって異なります。例えば、小物や家具の手作りをする人もいれば、自宅の修繕、古民家のリフォームまで自分で行う人も少なくありません。
クローゼットにDIYで棚を作る方法
DIYでクローゼットに棚を作る場合は、ダボレールを活用する方法とポールを追加する方法があります。
ダボレールを活用する
ダボレールは、壁や家具に棚板を設置する際に使用される支柱です。
棚を支える柱を指すことから、棚柱とも呼ばれています。ダボレールを壁に取り付けた後に棚受けをはめ込み、棚板をのせれば完成です。
棚板の高さは、棚受けの位置を変えれば簡単に調整できます。ダボレールの主な材質は、ステンレスやアルミが一般的です。
ポールを追加する
既存のクローゼットにポールを追加し、収納力を2倍に増やすことも可能です。
ポールとポールを設置するために必要なポール受けは、DIY用品を扱っているホームセンターで購入できます。<>
低い位置にポールを設置すれば、背が低い子どもでも服の出し入れができて便利です。手軽に収納力を増やすなら、パイプに吊り下げられるモンキーパイプの活用もおすすめです。
DIYをする際に用意しておきたい道具
DIYをするときに持っていると便利な道具があります。ここからは、DIYで用意しておきたい道具の特徴や用途を解説します。
電動ドリルドライバー
電動ドリルドライバーは、ネジ締めや穴開けなどの作業に用いられる電動の工具です。
やポールの設置、家具の組み立てなどに便利です。速度は数段階あり、用途に応じて速度を切り替えられます。
DIY初心者は、ネジの締めすぎ防止のクラッチ機能が搭載されたものを選ぶと安心です。DIYを本格的に始めるなら、ビス打ちやボルト締め、ナット締めができる電動インパクトドライバーがおすすめです。
ビット
ビットは、電動ドリルドライバーの先端に装着するアタッチメントです。
使用時は、電動ドリルドライバーの用途に合わせてビットの種類を変えます。
例えば、ネジ締めをするならネジ締め用のビット、穴開けするなら穴開け用のビットが必要です。ビットを選ぶ際は、使用目的に合う種類やサイズを絞り込みましょう。
のこぎり
のこぎりは、木材やDIYに使用する材料をカットする際に役立つアイテムです。
のこぎりには、両刃や片刃などのさまざまな種類があります。電動のこぎりは楽に材料をカットできる反面、音が大きく近所迷惑になるかもしれません。
また、サイズが大きく、場所が取られるため作業スペースの確保が必要です。
初心者は、まっすぐ切りやすいのこぎりガイドとセットで使用しましょう。
クランプ
クランプは、作業台に材料を固定する際に用いる工具です。
クランプを使用すれば材料を手で押さえる必要がないため、電動ドリルドライバーやのこぎりで手を怪我するリスクを減らせます。
特に、電動工具を使用する際は安全のためにクランプを使用しましょう。クランプは、締め付ける力や挟む素材の厚さを考慮して選ぶことが大切です。
コンベックス
コンベックスはメジャーの1つで、テープの部分がスチールやステンレスなどの薄い金属でできています。
一般的なビニール製のメジャーと比べてまっすぐ伸ばせるため、1人で作業する際に誰かにメジャーの端を押さえてもらう必要がありません。例えば、天井の高さや材料のカット幅などを計測する際に便利です。
2~5m程度の長さのコンベックスであれば、DIYで問題なく使用できます。
作業手袋
作業手袋は、物を運ぶときや土いじりをする際に役立ちます。
DIYに必須のアイテムではありませんが、怪我を予防するなら購入をおすすめします。
作業手袋にも種類があり、滑り止め付きのものや防水機能があるものなど、商品によって特徴が異なります。怪我防止であれば軍手でも可能ですが、厚手で細かい作業がしにくくなるため作業手袋の方がおすすめです。
DIYをする際の注意点
DIYをする場合、作業に時間がかかるだけでなく、怪我をする恐れもあります。最後に、DIYをする際の注意点を解説します。
品質は保証されない
クローゼットにDIYで棚を作る場合、プロが作った棚と比べて質が低い仕上がりになる可能性があります。
特に、DIYの初心者は工具の扱いや材料の組み立て作業に慣れていないため、失敗するケースも少なくありません。プロに任せる方法もありますが、依頼費用が発生します。自分の技術レベルを把握した上で製作が可能なものは、DIYするとよいでしょう。
作業に時間がかかってしまう
DIYの初心者がクローゼットに棚を作る場合、完成するまでに時間がかかる可能性があります。
クローゼットに棚を作るという簡単そうな作業でも、棚板の素材を選ぶ、クローゼットのサイズに合わせて設計するなどの作業が必要です。
社会人はまとまった作業時間を確保するのが難しい場合もあるため、必要に応じて人の手を借りることも選択肢に入れておきましょう。
怪我をする可能性がある
工具はDIYをスムーズに行う上で便利なアイテムですが、操作を間違えると怪我をするリスクが高まります。
特に、電動のこぎりや電動ドリルドライバーなどの電動工具は、重大な事故につながる恐れがあります。
工具を使用してDIYをする場合は、作業手袋やのこぎりガイドなどのアイテムを活用し、怪我のリスクを減らしながら作業を進めましょう。
まとめ
クローゼットに棚がないときは、DIYで手作りする方法やプロに依頼する方法がありますが、完成までに時間や費用がかかります。
一方で、収納に役立つ商品を活用すれば、誰でも安全かつ手軽に収納力を増やせます。収納に関する商品を購入するなら、収納に特化した商品を扱う通販サイトの利用がおすすめです。
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